平成30年度海陸合同緊急事態演習を行いました。

平成30年度海陸合同緊急事態演習を行いました。

11月1日(木)、平成30年度の海陸合同緊急事態演習を行いました。船舶が遭遇する

おそれのある緊急事態に可及的速やかに対応し、事態の拡大防止、人命の安全確保を図るため、

毎年実施している訓練になります。

本年は訓練項目として、他船との衝突及び乗組員負傷を想定したもので、訓練担当船は

第二崎陽丸になります。函館港内をシフト中に発電機が停止しデッドシップに陥り、

操舵不能となり緊急投錨を試みるも、船体停止に至らず接岸中のA丸の左舷中央部に衝突、

衝突の弾みで甲板員が転倒し、右足を負傷したものとして訓練を実施しました。

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船舶より第一報を会社で受け、事故の概要、本船・相手船の損傷具合、負傷者の有無、保安部への連絡、

などタイムラインで話し合いながら、ISM(国際安全管理コード)に基づき対応していきました。

第二崎陽丸と会社で、それぞれの役割を理解し、対処する様は、まさに本番そのものの緊張感でした。

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訓練で出来ないことは本番でも出来ません。本番と同じつもりで訓練に臨み、意識を高めることが大切です。

そして、訓練の評価・見直しを実施して緊急事態に備える体制を整えます。

当社のISM(国際安全管理コード)の頂点には、社長の方針である「安全及び健康、並びに環境保護の方針」を

掲げています。安全に対する文化を社長がアナウンスして、乗組員の意識を変え研修に参加しレベルを上げることが、

当社は大事だと考えます。繰り返し行うことで危険に関する感度を上げていき、その積み重ねが安全に対する当社の

文化になっていくのです。今後も続けていかなくてはなりません。